昨日、今日と夕方
珍しくコタパパと一緒にお散歩行ってきました。

コタローと、それから「サンタ」と一緒に。

サンタは「民家から離れたところに係留され
不衛生かつ雨漏りする小屋にいた」ところから保護されました。
(by 里親募集(犬) – CAPIN 動物愛護を考える茨城県民ネットワーク)

飼い主の飼育放棄・・・つまりネグレクト、です。
保護されたいきさつについてはこちらをどうぞ。
こんな飼いかた、どう思いますか – CAPIN 動物愛護を考える茨城県民ネットワーク

預かりさんがお忙しそうだったときに
たまたまコタパパの手が空いてたので
ちょっとお手伝いしただけなのですが。

上の写真は保護されたばかりの頃かな?
ちょっと不安な表情ですね。

今はもっと穏やかな顔してるのですが
実は夕方だった&サンタがちょろちょろしてるので(汗)
まともな写真がありませぬ。

あっち嗅がなきゃこっち嗅がなきゃそりゃもうたいへん

チョロチョロ サンタの短い動画はコチラ。

YouTube – 柴犬コタロー サンタと歩く

人の近くでは一応歩くし
やたらめったら引っ張るわけではないのですが
とにかく真っすぐ歩かない
あっちこっち右へ左へ蛇行しまくり(^_^;)

その動き、迷子犬チロを思い出すわ~。
お散歩ボランティア | 柴犬コタロー日記

昨日は3mのリードと首輪で歩いたのですが
サンタ担当のコタパパが
もっと長いリードでハーネスじゃなきゃ
散歩しづらいと言い出しました。

ちなみにコタパパは
犬にはま~ったくのシロウトで
ほとんどコタローしか知らない人です。
もともとネコ飼いだし。

でもシロウトだけにもしかすると
しつけやマナーにとらわれない
ところがあって面白い。
(とらわれなさすぎ、という説もあり(^_^;))

もうすでに犬と関わってる人は
こんなにウロチョロする犬と散歩すると
真っすぐ側で歩けるようにしようとしたり
することが多いのですが
コタパパ、シロウトの大胆な発想(笑)で
ちょろちょろするんだから
ちょろちょろ出来るように
リード長ーくすればいいじゃん
と思った模様。

そこで今日は
コタローのハーネスと5mリードを用意したのですが
ブカブカだし不安なので
4mほどに連結したリードも首輪に付けて
お散歩しました。


常に大慌てな感じのサンタです

なんでこんなに落ち着きがないんだろうね
というコタパパに
今までのサンタの飼育状況を
かいつまんで話しました。

人気のないところで
つながれて飼われてたんだよ。
お散歩だって行ってたかどうだかわかんない。
ご飯だってあやしいかも。
だって痩せすぎだもん。

夜は真っ暗だったろうね。
さっき私がコタロー連れてウンチに行って
戻ってきた時
暗かったせいか
私とコタローだってわからなくて
吠えたね。

コタローが本気で警戒した時みたいな
遠吠えみたいな声で。
あれって警戒して怖くて
仲間を呼ぶための吠え声だって
いう人もいるよ。

ひとりぼっちで真っ暗闇でつながれてて
物音がしたり
人影が見えたりしたら
今みたいに吠えたのかもしれないね。

そんなところにつながれて
満足に世話もしてもらってないのに
それでもやっぱりサンタが呼ぶのは
飼い主だったんだろうね。


クリスマスのサンタクロース並みに忙しいサンタであった

そうか、だからこんなに大慌てなのかな。

ニオイを嗅ぐのも
犬に会うのも
うろうろ歩けるのも
今しかない!って思うのかもな。

いつまた散歩に行けるかわからない
毎日だったんだもの。
やっと散歩に出られたら
そりゃあっちもこっちも嗅ぎたいわな。

じゃあきっと
毎朝、毎夕、ちゃんと散歩に
行けるんだってわかったら
こんなにちょろちょろしなくなるんじゃないかな・・・。

そうだね、きっとね。
ごはんだってちゃんともらえる
ちゃんと雨風しのげる
暖かい寝床がある
それが全部サンタにとって「普通」のことになったときに
やっと落ち着けるのかもね。


サンタと走ってたコタパパに撫でろと要求するコタロー

サンタは未去勢のオスですが
人にも犬にもとっても穏やかです。

犬と遊ぶようなつきあいはしたことないからか
コタローが遊びに誘っても
大人として無視する、というよりは
よくわかってないみたいですが
友好的にどの犬とも挨拶ができます。

ちょっとニオイ嗅ぎが
しつこくなっちゃうこともあり(汗)
怒られることもありますが
怒り返したりすることもなく。

わりと黒い大きな犬がダメなコは多いのですが
ちゃんとチョコラブの男の子とも挨拶できました。

ボールで遊んだ経験もないようで
ボールを投げても転がしても
目で追いかける、ということさえも
まったくありません。

でも↑上の写真のように
ボールを追いかけるコをじぃ~っと見てたり
他の犬のことをよく観察してます。
これから見よう見まねで
学習していくことになるかもです。

人を恐れたりということもありません。
基本的にはどこを触られても
OKみたいです。
私は犬に嫌がられる人になりたくないもので
あちらが寄ってきたら触るという
いつものスタンスですが
コタパパは遠慮なくガシガシ触ってました(汗)。

人間に捨てられても
こうしてちゃんと人間に心を開いてくれる
素直なイイコ。

ネコびいきのコタパパが
「サンタ かわいいな~」
いうくらい(^_^;)

なんでこういうコをちゃんとかわいがって
やれないんでしょうね。

そしてこういう飼い方をした人でも
何度でも犬を飼うことができる。

またどこからか拾ってくるかもしれないし
知り合いのところで生まれたからって
もらってきたりするのかもしれない。

そしてまた新しい子犬が手に入ったら
サンタのようにほっぽり出すのかもしれない。

飼育放棄、ネグレクト、飼い殺し・・・。

そんな目に合わせられても
恨むことなくしっぽをふって
飼い主を出迎えたであろうサンタは
哀しいくらい犬という動物なんだなぁ、と思う。

そんな風に人間を慕ってくれる犬を
裏切るようなことはしてはいけない。
絶対に。

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サンタは今日もコタパパとたくさん走りました~
サンタに良いご縁がありますように。

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