昨日はへちまこさん主催の「犬の砂場」・・・
「フリースラインドハーネス トレーニングセッション」に
行ってきました。
liddell the dog: ハーネス&ロングライントレーニングについて

トレーニングそのものについては
後日へちまこさんところで記事がアップされると思うので
それをご参照いただいた方が
誤解もないと思いますのでそちらでどうぞ(*^_^*)

前々回の座学(雨のため)
前回の実践トレーニングに引き続き
今回もたいへん勉強になりました。

前回と同じ場所でのトレーニングだったこともあり
コタローも探索に行こうとすることもほぼなく
(もうどういうとこが十分わかったらしい)
飼い主のお勉強に付き合ってくれました。

後半はこんな感じで寝てることも多かったのですが(笑)
特にコタローのセッションでない時間帯は
これでいいのだと思います。
っていうか、このくらいがいいと思います。

コタローには人への社会化と称して
ヨソの飼い主さんから
たくさんおやつをもらっていた時期がありました。

仔犬の頃から犬にしか興味がなく
人への関心が薄いコタローを心配して
よかれと思って私が仕向けたことでしたが
犬と人が集まる場所へ出るごとに
「おやつ」に染まっていくコタローを見てきました。

最後には犬よりも人にふらふらと
寄っていくようになりましたが
それは決して人への社会化が成功したわけではなく
「おやつジャンキー」、おやつ中毒状態だっただと
今なら思います。

犬を見れば遊びたい!確認したい!と
寄っていっていたコタローは
ごくパピーの頃こそ
無鉄砲で無遠慮なときもありましたが
だんだんと相手の対応を見て
ゆっくり近づいたり引いたりといったことも
できるようになってきていたのに
「おやつジャンキー」状態では
おやつをくれる人の犬への配慮
周囲ににいる犬への配慮が欠けてきて
我先におやつの前へ陣取るという
状態になってきました。

おやつさえなければ節度あるふるまいができるのに
もう犬マナーも人マナーもあったものではありません。

犬と犬が自分たちがよしとする
パーソナルスペースを越えて
肩を寄せ合ってしまう。

実はそれはたいへんに危険なことでした。

中にはおやつをめぐってガウガウとなる場合もありましたし
コタローの場合はおやつそのものというより
パーソナルスペースを侵されたことに対する
ガウガウも出たりしました。

その状態になると人と犬の集まる場所で
確実に落ち着きがなくなりました。

誰かがポケットに手を入れる
ビニル袋をがさがささせる
犬が集まっている
それらがすべて「おやつ」に直結し
いつもレーダーを張っている状態です。 

一対一の飼い主とのトレーニングなら
おやつへの集中をトレーニングの集中へと
変えていけるのかもしれませんが
どこからおやつが出てくるかと見張っている
その状態では飼い主への集中はまったくありません、

肝心の人への社会化の状態はさらにひどく
おやつをもらえるかどうかだけで
人に寄って行くかどうかを判断し
おやつをもらった後
もしくはおやつをくれない人へは
恐ろしいほど素っ気無い。

以前の人への無関心よりさらにひどい状態でした。

そこまできてようやく
本格的に対策をしなければならないと思い
おやつへ向かうコタローを呼び戻したりしましたが
たとえおやつをもらっても
節度ある状態でもらえないのであれば
それが無理ならちゃんとお断りすること。

でもやっぱり一番確実なのは
おやつがあちこちでまかれるような場所へ行かないこと。

それを続けると最初は人を見ればおやつと
寄っていったコタローの関心が
徐々に犬への戻っていきました。

人へはまた素っ気無い犬になりましたが
でもなんの配慮もなくずかずかと寄っていってしまう
(しかもそれは人が好きだからではない)
それよりはずいぶんマトモだと思っています。

そして何よりそれが本来のコタローの姿なのでしょうから。

ある種、異様なおやつへの執着がなくなったので
昨日のトレーニングのような場所でも
終始落ち着いている状態で
私もしっかり勉強が出来ますし
コタローもメリハリがきいてるのもあってか
ちゃんとトレーニングにも集中できます。

リード操作で戻ってくるコタロー


奥にいる豆柴みかんちゃんも飼い主さんのリード操作に気がついて戻ってくるところです

実はこの日、行ってから気がついたのですが
おやつ忘れていったんです(笑)。

ポケットを探ったら3粒、ドッグフードが出てきたので
それでトレーニングセッション受けました。

まあ足りなくなったら誰かにもらおうと思ってたので
そんなにあわてなかったのですが
コタローにとって難しいことをしたわけではないので
ドッグフードの欠片で十分集中してくれました(笑)

ただこれからちょっとコタローとまた
密なコミュニケーションをとる何かを探ってるところで
そうなるとおやつの力も借りつつなわけで
強力なツールであるがゆえに
使い方を間違うとたいへんなことになりますから
今後もおやつの使い方には
気を使っていこうと思います。

実は今でもコタローは
「おやつジャンキー」の後遺症が若干あり
おやつをもらえそうかも、と思う人の側で
ちょこんとオスワリして見せたりすることがあります。

飼い主の目から見ても
ふだん素っ気無い柴犬が
目をキラキラさせて笑いながらオスワリすると
心が動かされそうですが(笑)
でもできればそういう場面で
コタローの要求するがままにおやつを与えるのでなくて
おやつを介さないコタローとのコミュニケーションを
とってもらえたらありがたいなーと思います。

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順番は寝て待て。

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